守る木
明日香村の飛鳥川にかかる男綱と女綱。男綱(稲渕)には男性のシンボルを、女綱(栢森)には、女性のシンボルを象ったものが祭られており、毎年1月に架け替えが行われます。子孫繁栄と五穀豊穣を祈り、また悪疫などが道と川を通って侵入するのを防ぎ住民を守護するための神事といわれています。写真は男綱(稲渕)の一方(南側)を結び付けてある柿の木です。一年間、男綱と共に村を守ってきました。この撮影の五日後(1月9日)、今年の「綱掛神事」が行われ、男綱は新しいものに掛け替えられました。しかしこの柿の木はまだまだ健在。今年も立派に村を見守ってくれることでしょう。 |