主役、脇役？
初秋の明日香路、稲穂の緑と彼岸花の赤のコントラストが美しい季節です。9月の中頃、棚田の名勝地「稲渕」では「彼岸花祭り」なるものが毎年開催されてます。あたり一面の棚田には、子供たちの作ったユニークな案山子が並べられコンテストがあったり、地元の方の出店があったりと、回を追うごとににぎわいを見せています。ただ少し気がかりなのが主役の「彼岸花」の数が年々少なくなっていることです。聞いた話によると、昔、彼岸花は飢餓の際の非常食だったとか。根の部分からデンプンがとれるそうです。近年ではそんな心配もないので、少なくなって当然と言えば当然なのですが…。主役から脇役へ、私の彼岸花の撮り方も少しずつ変わってきました。 |
